シネマ・ジャック&ベティ
( 神奈川 )

〒231-0056 横浜市中区若葉町3-51
上映作品
『LAPSE』『光と血』『帰ってきた あぶない刑事』
上映期間
4月19日(土)〜4月25日(土)
登壇日
4月19日(土)20日(日)
登壇者
志真健太郎(監督)、ゲスト 田島亮(俳優)深水元基(俳優)平岡亮(俳優)根岸拓哉(俳優)
劇場URL
https://www.jackandbetty.net/

▶︎『LAPSE』

(監督:志真健太郎・アベラヒデノブ/プロデューサー:山田久人・藤井道人)

▶︎『光と血』

(監督:藤井道人)

▶︎『帰ってきた あぶない刑事』

(監督:原廣利)

 ©BABEL LABEL  ©2017 BABEL LABEL ©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

舞台挨拶レポート

この度、「全国ミニシアターキャラバン」第二弾の初日となる4月19日(土)にBABEL LABELから志真健太郎監督と、ゲストにはBABELと長きに渡り親交のある俳優 田島亮、そして『LAPSE』『帰ってきた あぶない刑事』の両作に出演している深水元基が登壇した舞台挨拶が実施されました。

 4月19日(土)〜25日(金)、神奈川県横浜市にある映画館「シネマ・ジャック&ベティ」にて、BABEL LABELの監督やプロデューサーが今年一年を通して全国のミニシアターを巡る特集上映「BABEL LABEL 全国ミニシアターキャラバン」を開催しました。

 本企画は、株式会社BABEL LABELが15周年を節目に、 BABEL LABELを育て、支えてくれた原点であるミニシアターに監督やプロデューサーが感謝の気持ちを伝えにいくという目的で始まりました。キャラバン第二弾となるシネマ・ジャック&ベティは、かつてBABEL LABEL制作の映画『LAPSE』の上映をしていただいたご縁もあり、開催が決定しました。上映される作品は、アベラヒデノブ・志真健太郎が監督を務めた映画『LAPSE』(2019)、藤井道人の過去作『光と血』(2017)、そして原廣利の初長編映画『帰ってきた あぶない刑事』(2024)。

 初日となる4月19日(土)は、BABEL LABELから志真健太郎監督とゲストに志真と長きに渡り親交のある俳優 田島亮、そして映画『LAPSE』、映画『帰ってきた あぶない刑事』の両作に出演している深水元基が登壇し、舞台挨拶が実施されました。シネマ・ジャック&ベティのロビーにはキャラバンの上映スケジュールなどをまとめた劇場お手製のオリジナルボードや、15週年ポスターが多数掲出。『LAPSE』公開当時の出演者・監督によるサイン入りポスターも飾られていました。

 そして、『LAPSE』上映後に舞台挨拶がスタート。田島は、「(上映作品)どれにも関わっておりません田島亮です」と挨拶し早速会場を笑いで包むと、その後、BABEL LABELにクリエイターとして所属していた時期があり、その縁で呼んでいただいたとすかさず補足。志真は、シネマ・ジャック&ベティでキャラバンを開催することに対し、「低予算で自主制作映画を作っては、ミニシアターでかけていただいていました。ある意味『LAPSE』は(自主制作時代の)BABEL LABELみんなで作った最後の作品になりますが、その時にジャック&ベティさんに相談し上映していただきました。そんな風に僕らはいろんな劇場に自分たちで足を運んでお願いしていました」とシネマ・ジャック&ベティとの深い絆を明かしました。

 ゲストの二人はミニシアターでの思い出について聞かれると、田島は、「一度見た映画をもう一度見たいと思い、そしてそれが唯一上映されていたのがジャック&ベティだった」という経験を話し、深水は、「ミニシアターで観るというのは、憧れるんだよね。ミニシアター系で上映しているものが面白くないって言ったら俺はダサいんじゃないか?みたいな。格好つけるためにも観に行っていたし、勉強になったし、今でもミニシアターというのは憧れます」と、ミニシアターならではの魅力を語りました。

 また、多数のBABEL LABEL作品に出演する田島は、特に印象的だった作品・現場について聞かれると「撮影の方法で長回しというのを聞いたことがあると思います。たとえば2~3分のシーンがあって、通常は欲しいセリフだけ少しずつ撮っていって後で編集することが多いけど、BABEL LABEの監督陣はアングルごとに2~3分全部撮るという撮り方が比較的多いチーム」と、BABEL LABELへのイメージを話し、「自主映画の時から今まで変わってなく、俳優を大事にしている。2~3分やったからこそ出てくる最後のセリフの生感みたいなものを大切にしながら、丁寧に映画を撮ってる会社だというのはずっと思っていることです」と伝え、深水は「わかる!」と共感しました。

 それに対し、志真は、「フィルムと違い僕らはデジタルでデータとして撮ってるから、長回ししようよみたいな強気でやっています。いい悪いは置いておいて、それが一つのスタイルになっているので、それによってリアルな芝居だったりそういうものを作れるようになってきたのが一つの要因ではあります」と撮影方法の真意を話しました。

屋内, 天井, 部屋, 窓 が含まれている画像

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 観客とのQ&Aコーナーが始まり、「志真健太郎が監督をして、ゲストの二人(田島亮さん・深水元基さん)が出演する作品を考えるとしたら?」という質問に対し、志真は「それはもう“バディもの”じゃないですか?」と答えると、期待が膨らんだ観客は大いに盛り上がった。

 また、これからの目標や夢を聞かれ、志真は「ドキュメンタリーが好きなので、ドキュメンタリー映画をやることが目標」。田島は、「未来という話もありましたが、過去を掘り続けてそれに今を足していくというのを小劇場でやっていきたい」。深水は、「20代からやってきて、30代、40代と役も変わってきて、今後も役も変わっていくと思うので、楽しんでお芝居をやっていきたい」と、それぞれの目標を語りました。

最後に志真は「みなさんがいないと成り立たないものなので感謝しています、お忙しい中お越しいただきありがとうございました」田島は「こうやって繋がれることに感謝しています」深水さんは「ミニシアターならではの楽しさ、そしてこの文化を閉ざさないようにしたい」と、それぞれ感謝の気持ちを伝え、イベントは幕を閉じました。

カーテンの前に立つ男性たち

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